Yamatabi-CULB000

やまたび倶楽部2011年の初登山にふさわしく、小春日和に迎えられて「中山最高峰登山」を開催しました。天気はかぎりなく晴れ。JR中山寺駅から集合場所の阪急電車中山寺駅に行く途中の辻ケ池には薄氷りが張っていました。小春日和といえども朝の気温はブルッと震えます。集合時間よりも45分も早く到着してしまい、周辺をウロウロ散策していると、参加者のみなさんも定刻よりも早く集合して来られました。年頭の挨拶を交わし、中山寺の境内でミーティング、ストレッチを済ませ、トップをくろねこさんにお願いすることにしました。中山寺周辺は、くろねこさんのテリトリーなのです。よろしく!まず安産の神様(笑)午前9時00分、中山寺に詣でてから中山最高峰をめざして初歩きとなりました。
辻ケ池には薄氷りが張っていました 阪急電車 中山駅 駅を出ると参道への案内標識
まだ静かな参道 中山寺山門 中山寺境内
「今年から、集合場所に行き、トップの後ろを歩いていればゴールできると言う歩きではなく、参加者全員が、自分で地図を理解し、率先して地図読みが出来る様にしましょう」
これが年頭のリーダーの所信表明でした。

京都国際ホテルでの納山祭でのスライドによる勉強会の効果からか、ほとんどの人がコンパスを手にしています。今年から適材適所で「地図の見方」の勉強をすることにしました。目標となる建物や山が現れると「現在地」「進路方向」などを勉強していきます。長いコースだとあまり時間を取れませんが、今日は「中山最高峰から清荒神」のコースで時間もたっぷりあるところから熱心にみんなリーダーの説明に耳を傾けました。
東尾根に入ります 天気もよく尾根歩きは最高 兜山もくっきり
中山寺の墓所を通過するあたりでは春の兆しの梅が一輪咲いていました。天宮塚を経由して中山最高峰には11時30分に到着しました。到着と同時に誰ともなく「デンの記撮影会しよう!」と、もうすっかりみなさんに定着しましたね。撮影会を済ませ、ところどころ雪が残り足下もぬかるんでいましたが、腰を下ろす場所を探して、みんな思い思いに、昼食を取ることにしました。ジャンバーを脱いでいても寒さを感じることはありませんでしたが食事が済むと、肌寒く感じ、暖を取るために、みんな早々とリュックを背負ってしまいました。
最高峰で記念写真…あかん今日の写真は最悪や いつもながらのデンの記
中山寺奥之院 ご利益がありますように
午後は下りが多く中山寺奥の院には午後12時40分には既に到着していました。トイレ休憩と行動食を頬張り、清荒神には13時50分とかなり早い時間にゴールすることができました。参加者の中にも参拝をする人もあり、多くの人混みの中ではありましたが、通行の邪魔にならぬようにミーティングを済ませ、「新年会ということで乾杯しようか」ということになり清荒神を抜け、以前にやまたび倶楽部で利用したことがあると言う市場の中の居酒屋を探すつもりが、何故か、とうとう、清荒神駅まで帰ってきてしまいました。人混みも多く、新年会は次回に持ち越しということで三々五々散会となりました。
清荒神さんは参拝客でいっぱいです。
帰りの電車の中でおばさん15人ほどがリュックを背負ったまま、乗り込んできてピーチクパーチクまあうるさいこと!リーダーが「やまたび倶楽部も最初はこんなんだったなぁ」とつぶやき、そう言われると私達も随分成長したなぁとニンマリと頬がゆるみました。その中の一人が仲間に「リュックは降ろして下さい」と言うと「次の駅で降りるからエエやんか〜」と口答えしていたのがおかしかったです。

今年も充実した登山を3ケ月毎に計画して行きます。人数が少なくても「中止」にはしたくありません。でも一人でも多くの参加者の皆様と一緒に楽しく歩きたいと思っています。できれば春先にはクライミングも夏には沢登りも提案して賛同が得られれば有志の参加ということで継続していけたらと切望しています。

私達の初歩きの日、イノシシに指をかみ切られるというニュースを見ました。私達も以前に通過したことのある神戸市の岡本駅近くの保久良神社境内です。いつ災難が降りかかってくるかわかりません、いつ怪我をするかも知れませんが、いかなる時も、どんな事故の場合も同行者に責任追及をしない、登山は自己責任であるということを常々、家族に、息子達に、嫁達に話しておきたいと思っています。

文:美智子姫00000 写真:鹿島秀元