Yamatabi-CLUB000
藪漕ぎしたで〜迷ったで〜そやけど新しい発見あったで〜
「芦屋〜魚屋道〜横池〜阪急岡本駅」

久しぶりの芦屋コースです。前日の大雨の影響で岩梯子コースは岩が緩んでいる危険性もあり何よりも安全が第一とコース変更をすることにしました。参加者の同意を得て魚屋道から横池を経て阪急岡本駅をゴールとするコースを歩くことにしました。阪急芦屋駅前広場は前日の大雨で足止めをくったのか今日も多くの登山者たちが右往左往しています。
広場の花時計とトイレの場所は工事中でとても狭く感じましたが改装後がどんな様変わりをするのか楽しみです。
隅っこを利用してミーティングをし、トラ吉衛門さんの六甲縦走の栄誉を称えてみんなで拍手を送りました。高座の滝に続く緩やかで、それでいてきつく長い上り坂はウォーミングアップとして活用し汗を流しました。(いつ歩いても長くてきついなぁ)高座の滝の水量は轟音を立てており半端ではありません。地獄谷に降りる道の下の堰堤広場は水たまりではなく池と化していました。少し上の場所から降りる道も今日は無理の様です。
高座谷を上り分かれ道で休憩です
ロックガーデンに入ってすぐに高座谷のコースを選びました。イノシシもまだ寝ているのか、静かで、雨上がりのしっとりとした道を「たまにはのんびりしてていいなぁ!」といつも高い山を目指してハアハア言いながら歩いているのでとても新鮮です。最初の堰堤を過ぎたあたりで休憩を取ることにしました。今日は湿気も多くとても暑く感じます。衣類調整や水分補給をし前に進みます。「右でいいですか?」「左ですか?」今日のトップはミマっちにお願いし、地図は岩梯子用の作成(しかも自宅に忘れてしもた〜!)のため地図なしで、ああでもないこうでもないと踏み跡とマーキングを頼りに前に進みました。「道がありません」また迷ってしまいました。昔もこのコース道に迷い藪漕ぎをした覚えがあります。「行け〜行け〜!何とかなる」しばらく藪漕ぎ状態を続けていると立派な小屋が目の前に現れました。水場だそうです。溢れる水場にはコップなども置いてあり夏ならばゴクッゴクッと美味しく頂けるのでしょう。恰好の石のテーブルや椅子があり少し早いけれども昼食にしようということになり、寒くもなく暑くもなくランチタイムにふさわしいのどかなひとときを過ごしました。
今日は誰が造ったのか立派な休憩広場があり、無茶苦茶 早や目の昼食にしました。多分11時になってなかったと思います。それにしても早いなあ。学生時代以来の早弁でした。ガハガハガハ…。
水場から上を登ると見覚えのある魚屋道に脱出することができました。右に取れば荒地山、私達は左を取ることにしました。大きな岩をいくつも越えて降りていくと再び水場に出ました。「えっ?これってさっきのところに戻ったの?」そうではありません。また別の水場があったのです。ここには団体の登山者がいて水を汲み、鍋料理を楽しんでいるようでした。水場から下っていくと何やら石の椅子が円形状に綺麗にならんでおり姫が「イノシシの酒盛り場か会議場みたいやなぁ」と気に入り、記念撮影をしたいと言い出しました。既にイノシシの会議場を通り過ぎたトップの人達に「バック〜バックして〜!」ということになり記念撮影と休憩をすることにしました。若者のパーティが通り過ぎる時「ここはイノシシの会議場なんですよっ!」と冗談を飛ばしましたが信用しないでね。
今日は芦屋の町や大阪湾がくっきりと見えます
荒地山から魚屋道に出る少し手前にある広場…イノシシの会議場…と命名
横池を過ぎ七兵衛や前の分かれから八幡谷に下ります
八幡谷に入って間もなく打越山からの合流点に「通行止め」の看板が立っていました。打越山方面に行く道を見上げると登山道が流れ落ちていました。最近降った大雨で崩落したのでしょうか。とても復興は無理なようでコースがひとつ消えた感じです。
環境ボランティアの腕章を巻いた人たちにも出会い、リュックからはみ出している機械に「掃除機ですか?」と聞いた人がいて(笑・・・姫ではありませんよ!)倒木を処理するためにエンジンチェ-ンソーを背負っていたみたいでした。
途中で自転車を担いだ若者2人に出会いました。若いっていいですね。
マウンテンバイクの若者 下山口には多くの杖が… 岡本神社の鳥居
快適にゴールに向けて歩いていると、昔は岡本神社がこの地にあったのだろうと想像できる門構えや石積みなどがありそちらに目を取られると下に落ちてしまいそうな本日一番危険そうな場所の通過に「気を付けような!」と声をかけるほどでした。
アスファルトの道に出てトラ吉衛門さんに「今日のコースは一人で来ちゃダメよ。藪漕ぎは一人では危険だよ」「ハイ!わかりました。危なくて一人では来れませ〜ん」みんなで大笑いをしながら岡本神社に詣り阪急岡本駅踏切付近でゴールとしました。
迷い道ではありましたが水場巡りをしたような、とても得をした気分で楽しかったです。さほどきつくなく、それでいてやさしくもなく、ほどほどに技術も使い満足のいくコースであったと思っているのは私だけでしょうか?
阪急組みとはここでお別れです こちらはJR組だよ

  みんなの感想
ミマっちさん
今日はミステリーコースで道迷いもエエとこでしたが、楽しかったです。大好きなコースだったのでルンルン気分でうれしかったです。
トラ吉衛門さん
六甲山にはチョコチョコ来ていますが、今日のコースはミステリーで、水場も見れて楽しかったです。
オリオンさん
今日は同じところを何回も歩いている感じがして元のところに戻るのではと思っていました。帰ってからGPSを見るのが楽しみです。
じゅんちゃん
昨日の大雨から一転して良い天気になりました。久しぶりに六甲の山を歩かせてもらいました。楽しかったです
ベガさん
昨日の大雨で今日はどうなるんやろぅと心配しましたが、凄い良い天気になり、水の流れる音や、柔らかな土の上を歩けて、コースも短めで楽チンでした。快調に歩けました。
ジョン
病み上がりの山行はきついですね。六甲山系には無数に踏み跡があり、危険なところも多くあります。登山道を外すと
大変な事態が発生します。年に数体は白骨した遺体が発見されています。ご注意を
ひ め
六甲は奥深いですね。あんなりっぱな水場があるなんて今まで知りませんでした。時々六甲のコースを組むのも、電車代もかからず楽しいかもしれませんね。


参加された方は上記のMAPをよく読んで実際の地形を思い出しながら確認してください。
文:美智子姫00000 写真/GPSデータ:鹿島秀元