Yamatabi-CLUB000
「2011登り納め登山・北摂奥箕面の山を訪ねて」
ゆるゆる歴史散策・ゆるゆる奥箕面の山・箕面のお猿には会えなかったよっ!

とうとう今回が2011年の登り納めとなりました。山行記録を見てみますと、ほぼ1ケ月に3回弱は山に登っていたことになります。あるときは険しい山であったり、ある時はウオーキングモードであったりしますが、それにしてもよく登ったものです。そりゃあ「もう近場では登る山がなくなった〜」というはずです。今後の予定としては加齢に伴い無茶な山行ができない年にお互いがなりつつあります。「安全で無理をしない山行」をモットーに楽しい山登りの会でありたいと思っています。それには皆様の「ご参加」がキーワードとなります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
タイムスケジュール
09:10 千里中央駅前
10:00 北摂霊園10区バス停
10:15 高山集落・歴史散策
11:00
11:32 明ケ田尾山
12:17 鉢伏山(昼食)
12:45
13:10 エキスポ記念公園
13:45
14:22 ようらく園地
15:50 箕面滝
16:30 箕面温泉エレベーター
ゴール
ゴール場所にバスの本数が少ないというのは、到着時間がずれた時のことを考えると不安が拭い去れないということから今回はゴールには電車を利用できるように、いつもとは逆パターンを取ることにしました。そうすることによって日暮れ時の薄暗闇の心配がないと思ったのです。千里中央駅前から阪急バスに揺られ高山バス停で下車するつもりが何とバスはお昼までないとの事で、やむを得ず少し手前の「北摂霊園10区」バス停で下車、そこから高山集落まで車道を歩くことにしました。時間にして30分間は、いや〜なアスファルト歩きです。しかし紅葉満開の山が私達の心を弾ませてくれました。今日に限りアスファルト歩きもなんのそのです。
登山口は豊能町の高山。キリシタン大名の高山右近の生誕地と云われる50戸程の集落なのです

江戸時代仏教や神道を奉ずる大名の中にも、僧侶たちの意見を聞き入れ外来の宗教であるキリスト教を『邪教』として弾圧する者もおり、キリスト教徒と日本の旧来の宗教の信者達との間に憎悪と対立を深めていくことになりました。キリシタン大名に対する政治的な圧力が強まり、多くの大名が仏教か神道への改宗を余儀なくされ、キリスト教の禁教と迫害の時代に入っていったのですが、高山右近はキリスト教弾圧に耐え、信念を貫き通したと言われています。まずは高山右近の母である高山マリア(零名)の墓を訪ねてみることにしました。しっかりとした道標があり、いきなり急な坂道を登りはじめました。「え〜っ!きっつ〜!」まるで逆戻りしそうな坂道をしばらく登ると大木の陰にひっそりとマリアの墓がありました。どなたかが手向けたのでしょうか十字架のネックレスが墓にかけてありました。能登町高山地区は、高山右近の出身地、武士としてもキリスト教説教者としても才能があり・厳しいキリスト教弾圧に耐え、信念を貫き通します。信仰のために自分の領地さえ破棄した高山右近の、不屈の精神が再評価され、この地を訪れる人が増えているそうです。いま登ったばかりの急な坂道を滑り落ちるように下り、次なるは高札場跡を探して行く途中に見事な紅葉を見つけ思わず「記念撮影しよう!」ということになり、まずは笑顔でパチリ! 
高札場跡 高山右近生誕之地の碑の前で
しばらく歩くと「高札場跡」の看板がありました。高札場とは、政府の伝言板のような役目をしていました。しかしキリスト教禁制の高札を不当とするという抗議があり、新政府もこれを認め、門戸を開放し、宗教の自由を許す事となったのでした。ただし、これは列強への対面を繕っただけの黙認であり、特に外国人の目のつきやすい横浜・東京付近の高札を撤去しただけに過ぎません。よって地方では弾圧は依然として行われていたのでした歴史散策を1時間もかけて、ゆるゆると散策を楽しみました。「もうこのまま帰っても満足やけど〜・・・」いやいやいまスタートしたばかりですしね。小さな集落なのにたくさんの神社が点在しています。神社の掲示板には「瀧の上に 水現れて 落ちにけり」と書いてありました。
明ケ田尾山登山口で休憩をとり一気に登りはじめましたが、おだやかな道で紅葉もほどほどに残り美しく、わずかな時間で鉢伏山に続く尾根に出ました。
何しているかわからへん…落ち葉を集めては〜らはら
腐食した道標があり左は鉢伏山へ、右が明ケ田尾山とあり、私達は右手に進んでいきました。地面は落ち葉でふかふかの絨毯のようで心地よく、踏みしめる毎にカサカサ音を立てるのが何ともリズミカルで楽しいです。所々にテープが巻かれてあり、それに従ってアカマツ、リョウブなどの間を登って行きました。尾根に立つ木々たちの葉が全部落ちていることから、眺めがよく近くの山や大阪湾が太陽に輝いて見えました。展望よ〜し!
わ〜い、明ケ田尾山の頂上だ〜い…登山口から30分足らずだ〜い
標高はないのに頂上直下はきつく九十九折れの道をみんな無言での登りきりました。
30分ほどで明ケ田尾山(619.94m)頂上到着です。
低山ではありますが愛しい三角点も立派にありました。
例によって「デンの記撮影会」を済ませましたが、頂上は三角点がなければ見過ごしてしまうほどでした。同じ道を折り返し鉢伏山の分岐まで戻り、つぎなる目的地の鉢伏山の頂上を目指しました。ここも30分ほどで到着、行き交う登山者も多く人気の山であることがよくわかりました。昼食は鉢伏山(604m)、風も無く穏やかで寒くなく暑くなくのエエあんばいでした。

「デンの記撮影会」
鉢伏山の山頂で昼食でーす
昼食している間にも登山者が入れ替わり訪れてきます。
結構人気のやまなんやなあ

昼食後は下山体制となります。「みのお記念の森」はついそこに見えます。遠くには六甲の山並みや大阪湾や止々呂美の町がくっきりと見えます。
終わりゆく紅葉を楽しみ、あまりの美しさに時々立ち止まり感嘆の声をあげました。

「みのお記念の森」では木製のりっぱな展望台の上に登り、ゆるゆるとした時間を楽しみ、冬支度間近の最後の紅葉に別れを告げました。
車道をまたぎ「ようらく園地」へと向かい、以前に訪れたことのある懐かしい場所でしばし休憩をとり箕面の滝へと下りました。低山にも関わらず足には身が入り、下りがつらいのは私だけなのでしょうか。やっぱりストックを忘れたことが堪えます。

途中まるまったカズラを見つけました。フラフープのようであり、またサーカスの輪くぐりのようでもあり。
「しかし何を見つけてもよう遊ぶやっちゃなあ」と感心されながらもめげることなく、ヴィーナスの微笑で決めポーズをとりました。

箕面の森公園の展望台 大阪湾が木立の中に浮かぶ
最後の休憩をようらく園地でとって、滝道に通ずるいつもは登りに使っている道を下っていきます。
途中「箕面山」の道標を見つけ行こうか行くまいか迷っていたら、酔っぱらいのおじさんが「箕面に来て箕面山に行かんのはアホじゃ!」と私達に話しかけました。吐く息はブーンと酒臭く酔っぱらいの様です。酔っぱらいにけしかけられ箕面山を征服しましたよっ!(笑)

←箕面山山頂

登山道から50mくらい入ったところにあった台地状の頂上でした。
箕面ノ滝の前で…でも人が多かったなあ
ザワザワと人の気配が多くなり滝に通じる道まで降りてきました。「せっかくだから滝見物して行こう」ということになり人混みの中を滝までいきましたが「事すでに遅し」でした。係員のおじさんの言うことにゃ「もうお紅葉はおわりです。今年は色付く前に葉が落ちてしまいました」と教えてくれました。滝からの帰り道は「姫の岩」のある人混みの少ない道を選び箕面スパーガーデン入り口の小さな空きスペースをゴールとし、解散となりました。「湯快リゾート」参加者は再会の機会がありますが、トラ吉衛門さんご夫婦は今年がこれで最後です。
「来年もよろしく」そんな挨拶を交わしお別れすることとなりました。

紅葉は終わっているにもかかわらず、紅葉見物の客でごった返し店の立ち並ぶ合間を縫って箕面駅にやっとのことで到着、あとは電車に揺られてゆ〜らゆら帰った次第です。

ごった返す紅葉見物客の勢いに負けて、皆様からの感想文をインタビューすることができませんでした。申し訳ありません。
「近場である」・「簡単コースである」と身体が悟ったのか、なめていたのか、高く険しい山に登った時のような緊張感がなく、そんな心の隙間に警鐘を鳴らしたのか非常に疲労感が残りました。犬の散歩であっても転倒し、人は事故に遭うのです。近場・簡単と気を抜くことなくスタートからゴールまではいつも緊張をしていなければ「こんなところで!」と事故に遭う場合があるのではないでしょうか。私は朝、うっかりしてストックを忘れました。これからの山行の必需品の中にはストックを忘れないでおこうと思っています。幸いに山ガールさんたちがツーストックで颯爽と山歩きをしてくれていますので「杖は年寄」というイメージを払拭してくれているようで喜ばしい限りです。
龍安寺に架かる赤い瑞雲橋をくぐるともうすぐゴールです ゴールの箕面駅です


参加された方は上記のMAPをよく読んで実際の地形を思い出しながら確認してください。
文:美智子姫00000 写真/GPSデータ:鹿島秀元