「贅沢な悩みなんですが・・・お天気が良すぎて日焼けしちゃいました〜
auさん!もうちょっと頑張らにゃアルプス界隈じゃDoCoMoさんに負けてるぜぇ!
2012.08.24 天狗山荘〜白馬鑓ヶ岳〜杓子岳〜白馬岳〜小蓮華岳〜白馬大池山荘
天狗荘の朝は肌寒く空気が澄んでいて爽やかな目覚めとなりました。朝食を5時30分に済ませ、小屋出発は午前6時30分と決めました。しかしみんなの準備も慣れてくると出発に時間がかからなくなり午前6時15分には出発することができました。今日は歩行時間が長く小屋への到着は遅くとも雷雨を避けるため午後2時には到着したい旨をミーティングで説明しました。体調不良者の申し出はないかチェックし歩行オーダーを決め出発です。  
タイムスケジュール
06:15 天狗荘出発
06:29 大出出合
07:37 白馬鑓ケ岳
07:55
09:00 杓子岳
 09:20
11:11 白馬山荘
12:00
11:20 白馬岳 
12:30
13:12 三国境
14:08 小蓮華山
14:16
15:07 船越の頭
15:52 白馬大池山荘
 朝陽に映える峰峰…モルゲンロートです この日はとくに綺麗でした
だれだい…白馬鑓ケ岳の山頂標識を倒したのは
天狗荘から1時間ほどで白馬三山のひとつと言われる白馬鑓ケ岳(2903.1b)に到着です。白馬鑓ケ岳は白馬三山のひとつ。鑓ヶ岳は、飛騨山脈の後立山連峰にある山で長野県と富山県の県境に位置し北アルプス南部の槍ヶ岳と区別するために、一般には白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ、はくばやりがたけ)またはこれを略して白馬鑓(しろうまやり、はくばやり)と呼ばれています。
休憩ののちにこれも白馬三山のひとつ杓子岳(2812b)に到着しました。杓子岳も白馬三山のひとつです。後立山連峰の主稜線上にあり、非対称山稜であり、長野県側は大きく落ちている。崖の下部には大きな杓子沢があり、積雪期には山スキーをするために訪れる者もいる。 また、山頂周辺はコマクサの群落地でもあります。雪渓の残る北アルプスの峰々は限りなく美しいです。感動です。これだから山はやめられません!
白馬岳遠望
 村営頂上小屋を過ぎると白馬山荘が直前に見えてきます 
杓子岳から1時間10分ほどで村営宿舎に近づきました。ここには「中島さん」と言う救助隊員がいて平成18年7月に訪れた時、大変お世話になりました。あの時サスケ先生の音頭でカンパ資金を集め、ビール代にと小屋にキープをしてきた温もりのある出来事を忘れることはありません。そして葱平で救助者をヘリに乗せた後、精神的につらくて長い山行に備えて「中島隊員」からもらったアミノバイタルは今も山行のお伴として愛飲しています。更に登ること20分、以前宿泊した白馬山荘に到着です。下から見上げると巨大なホテルの様です。今夜の宿はここではありませ〜ん。山荘のレストランで昼食を食べようという事で姫とトラ吉さんは「ケーキとアイスティ、ポチは「ラーメン」゛オリオンさんとKazu君は「牛丼?カツ丼?」ここで思わぬ時間を浪費してしまいました。白馬山荘のレストランでお茶を飲んだりケーキを頬張ったりしながら小一時間休憩をとりました。
休憩ののち20分ほどで白馬岳(2932.2b)の山頂に到着しました。
白馬岳は白馬三山のひとつ。山麓の村の名前は「はくばむら」、JR大糸線の駅名も「はくばえき」、山の名前は「しろうま」。例年5月上旬ごろに、山腹に現れる雪形が代掻き馬の形をしていることに由来するといわれています。つまり、代掻き馬が「代馬」になり、それが「しろうま」に転化したという説ですが雪形といっても雪解けによって現れる地肌の模様のことであり、実際には白馬ではなく黒い馬です。急崖の谷間には、膨大な積雪によって形成される大雪渓が夏には出現し、富山県の剣岳にある剣沢雪渓と、ここより南部にある北アルプス・針ノ木岳の針ノ木雪渓とともに日本の三大雪渓の一つに数えられています。
白馬岳の山頂だよう。 オリオンさんのお友達で山仲間のSさんが、以前来られた時に山頂目前にして心筋梗塞で息絶えたため黙祷と献花と追悼の歌をみんなで歌ったことが思い出されました。白馬岳からの見晴らしは最高でした。
ちょっと一雨きたぜぇえ…合羽着ている間に上がったぜぇえ
小蓮華岳の頂上にて
白馬岳から30分で三国境にさしかかり小蓮華山(2769.9b)に到着しました。小蓮華山は新潟県と長野県の県境にまたがり、大日岳(だいにちだけ)とも呼ばれ、新潟県の最高峰である。小蓮華山の標高は、以前は2,769mであったのですが、2007年(平成19年)夏に山頂部分が崩落しているのが発見されました。三角点の標石も落下していたため、国土地理院は2008年(平成20年)秋になって新たに三角点を設置し、測量し直した結果、崩落後の最高地点の標高は2,766mであることが分かりました。
小蓮華を通過したあたりでポツポツと小粒の雨が降りはじめました。前を歩く団体さんも合羽を着始めました。小屋を出る前に「合羽はリュックの一番上に入れて置いて下さい」と言ってたので案外早く合羽を装着することができました。雨による低体温症は4分だと言う事故が教訓となり、みんなの対応も素早かったです。しかし5分もしない間に太陽が照りはじめ着たままの歩行は暑くてつらいため稜線上の広場を見つけて合羽を脱ぐことにしました「何か早く合羽を着る練習みたいやったね」と笑いごとで済んだことに安堵しました。舟越の頭から白馬大池と赤い屋根の小屋が見えました。「う〜ん1時間以上はあるなぁ」雷鳥坂を越え、やっと今夜のお宿に到着です。4畳の部屋に5人で狭くも感じず荷物の整理をしているとトラ吉さんが見当たりません「んっ?さてはビールやな?」案の定500mlの缶ビールを美味しそうに飲んでいました。オリオンさんもつられて500ml?いやいやトラ吉さんほどではありません。
小屋の夕食は名物のカレーライスでお代わり自由です。ここは宿泊者も多く2回に分けての夕食となっていました。カレーの匂いが漂ってきました。たまりません!カツカレーです。「3杯はいけます!」と豪語していたKazu君も2杯で満タンの様でした。

本日の歩行時間は6時間05分(標準時間)  本日かかった時間は9時間37分でした。             (白馬大池小屋泊)
(みんなの感想)
●オリオンさん
はじめからロングトレイルだという事は覚悟していましたが、登りがきつく、登りになるちみんなの足を引っ張った気がします。一歩づつ前に進めばゴールがありました。

●トラ吉さん
今日の距離は長かったけれど、前日の天狗の大下りのことを思うと楽しく歩けました。途中で雨が降って来て「ズボンも履くのですか?」と問うとリーダーが「迷うなら履いて下さい」と言われ、スパッツも付けました。雨はすぐに止みましたが合羽の装着も素早くでき練習になりました。山小屋宿泊は初めてで、とても不安でしたが、すごく楽しく過ごすことができました。到着後の小屋での仲間たちとの雑談も楽しく、良きメンバーに恵まれたと喜んでいます。

 ●Kazu君      
良きメンバーに恵まれ2日目も無事終わりました。ずつと夢見ていた縦走を堪能しました。疲れましたが、「歩けば必ず到着する」と言う山の法則を理解していましたので楽しかったです。杓子岳山頂で見た剱岳が僕を呼んでいる気がしました。「2年以内に剱岳に行きます」クライミングの終了山行き燕岳をお願いしまするその時はトラ吉さんもご一緒に!

 ●ポ チ      
思っていた以上に距離が長く感じましたが。最後まで歩けて良かったです。最小限に荷物を減らしてきたのがみんなと行動をともにできたと思っています。

 ●ひ め      
連日、天候に恵まれ、ガスが掛かっていても頂上を踏むとスッキリと晴れてくれるラッキーな山行でした。縦走は速度を重視するのではなく確実に一歩を踏むのだと痛感しました。6年前の白馬岳のいや〜なイメージも払拭できてうれしいです。
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 0GPS記録&写真提供 鹿島秀元    美智子姫:記0