2015イタドリ求めて 第4弾 蓬莱峡・西宮名塩方面へ
「♪今日もせっせと野良稼ぎ〜♪じゃなかった、今日もせっせとイタドリ採り♪」
今日はお友達のjunkoちゃんの希望で蓬莱峡へイタドリを採りに行くことにしました。電車とバスを利用して宝塚発午前10時10分のバスに乗りました。少し遅い出発なので登山者はいないだろうと思いきや・・・結構乗ってきましたね。ピッケルが見えているから蓬莱峡でトレーニングなのでしょう。junkoちゃんはマンションの「生瀬橋バス停」から乗り込み合流です。
クライミングの時にイタドリの親木を見つけていたので「きっとある、もし、なかったらヒミツの場所に案内するからね」とjunkoちゃんに約束をして馴染みのある蓬莱峡に降り立ちました。「ん?何か様子が変だぞ・・川の幅が広くなってるわ!」
蓬莱峡は去年の大洪水で随分と荒れてしまったと聞いていましたがその通りでした。ザレ場ではアイゼントレーニングを熱心にしているグループがいました。
junkoちゃんが「懐かしいなぁ。春山に行く前に私らもやらされたよね」とザレ場を懐かしげに眺めていました。
岩場に到着すると多くのクライマーたちが岩に取り付き熱心にトレーニングをしていました。岩場を行き来する小川は川幅が大きく広がっていて誰が掛けたのか丸太の橋が架けられていました。
大洪水の影響でイタドリの親木も根こそぎ流され「収穫ゼロ」のため、さっさと引き返すことになりました。
小屏風岩の基部は抉り取られていました 多くの登山者が春山に向けてトレーニング中でした
蓬莱峡の大屏風岩には多くのクライマーが取りついていました
帰り道は交通量が多く、しかもかなりのスピードでダンプが走る車道を引き殺されるのではないかと思うほど恐怖に戦きながら国道まで何とか戻ってきました。
「いまから名塩のヒミツ場所に行こう!」と姫が勢いよく歩き始めました。歩く途中で何本か収穫があり、junkoちゃんを中心に「採る楽しみ」を味わってもらいました。
名塩のヒミツ基地は2か所あります。4年前、孫の誕生で産後の手伝いのために1ケ月間名塩に滞在したときに見つけた私の秘密の園です。
まずは「パート1」へ案内し、ここでおもしろいほど大量に採れました。junkoちゃんも大喜びで、はしゃいでいます。おまけにワラビもたくさん採れました(もう1週間早ければもっと沢山あったのにね)
イタドリの群落です…こんなのがアチラコチラに いつもながら藪の中でも突っ込みます
junkoちゃんはナイフで剝いています 姫は爪切りの化け物のようなもので剝きます
正午を過ぎていましたので桜の木の下で弁当を広げました。頭上のサクラは散っていましたが対岸に八重桜が美しく残っており、さながらお花見弁当と洒落込みました。
「ついでにイタドリの皮を剥いて帰ろうよ!」と言うことで頬を撫でる爽やかな風の応援を受けて、せっせと皮剥き開始〜!ひとりで剥くと苦痛でも3人いれば楽しいよ
(あっ・・3人と言いましたが剥いたのはjunkoちゃんと姫かな。いえいえジョンも数本剥いてくれましたよ!)
昼食を終え、皮剥きもすべて終え「続いてパート2へ行こう」と場所を移動しました。ここも1ケ月間名塩に滞在したときに偶然見つけた場所です。
皮むきは大変…剝いても剝いて減りません…でも家で一人でチマチマやるよりは開放的で良いですね
 あるわ!あるわ!おもしろくて興奮して楽しくて笑いが止まりません。「道の駅で280円で売ってたけど今日の量なら5000円くらいはあるねっ!」 またまた山の様に収穫しました。
junkoちゃんが「家に寄って行かない?」とお誘いを受け、では遠慮なくと言うことで、帰り道にあるjunkoちゃんのマンションにお邪魔をしました。
名塩から生瀬に向かう途中の街道沿いにある二等水準点です
junkoちゃんちで鍋パーティ…信楽のタヌキようなお腹をして帰ってきました。
閑静なたたずまいで、お部屋は整理整頓が行き届いていて窓からは八重桜が風にゆらゆらと揺れていて優雅な時間を過ごさせていただきました。
おいしいお鍋をごちそうになりました。とてもおいしかったです。ごちそうさまでした。
帰りはマンションの前に掛かる奇妙な橋(水管橋)を渡りました。対向者がきたらリュックを背中から外し腹をへっこませて譲らないと交差できない狭い狭い橋でした。
太った人が渡るときは対向者の人は渡り終えるまで待つしかありません。と言うか橋を渡れないかも知れません。おもしろい橋でした。
junkoちゃんちベランダから見える八重桜
蓬莱峡から名塩まで、名塩から生瀬まで、そして生瀬から宝塚までおよそ2万5千歩歩きました。よく運動したね。
帰りの電車の中では爆睡しました。
海老江駅の手前でハッと目が覚め「イタドリがっ!」と叫んでいました。夢に見たのですね。
「パート1」の皮剥きは完了しているものの「パート2」の皮剥きは・・・・トホホホ・・・・まだ残っています。
姫が初めて言いました。「もう今シーズンはエエかな!・・・」ほんまかいなっ!
 「ジョンの感想」
2年ぶりに蓬莱峡を訪れましたが、話に聞いた以上に荒れていました。数組のパーティがクライミングをしていましたが、大雨の跡や地震があった後などは岩壁の浮き具合を打音テストされたほうがいいですよ。

今年は病み上がりのポッチーに代わってよく行ってます。慣れてくるとこれも楽しいもので何とか探してやろうと思ってくるものです。
ただ皮むきは嫌、いややなあ。
文:美智子姫
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