日本百名山探訪 水晶岳・笠ヶ岳・焼岳
●第2日目(8月4日・火曜日・晴れ) わさび平小屋~小池新道~鏡平~双六小屋~三俣山荘(テント泊)
年寄りの朝は早く夜明けとともに起きだしてきました。朝食は前日に小屋で購入したおにぎりと温かいインスタント味噌汁です。天気は上々です。さわやかな風が心地よく吹いています。午前5時、出発の準備を済ませゆっくり歩き出しました。トップはウッチー会長にお願いしました。小池新道までゆっくりとなだらかな上り坂が続きます。体力にゆとりがあるので快適に足が前に進んでいきました。「鏡平名物のかき氷を食べたいね」と楽しみにしていましたので小屋が見えると自然に足早になるのがわかります。みぞれ、イチゴ、レモンとそれぞれが好みのかき氷を注文し、子供みたいに頬張ります。火照った体にかき氷は、たまらなく美味しいです。
 小池新道には雪渓が残っています  
 
   秩父沢  
鏡平小屋を出ると弓折乗越まで、きつい登りが続きます。多くの登山者が往来しており人気のコースであることがうかがえます。登山を終えて下山する人の顔と今から登る人の顔が微妙に違います。途中には雪渓も残っており涼を求めて手やタオルを雪の中に突っ込んだりしました。お花もチングルマは咲き終え、コバイケイソウが満開でした。名も知らぬ可愛いお花たちへも挨拶を交わし2時間ほどで双六小屋に到着です。 
タイムスケジュール 
わさび小屋 05:00
小池新道登山口 05:25
秩父沢出合 06:25
06:35
シシウドが原 08:05
鏡平山荘  09:15
09:40
弓折乗越 11:00
11:10
双六小屋 12:40
13:00
三俣への分岐 13:35
三俣山荘テン場 17:00
鏡平山荘 レモン・ミゾレ・イチゴ 名物かき氷
熊のおどり場 新月
槍穂高連峰
シシウドが原 ニッコウキスゲ
弓折乗越で槍ヶ岳をバックに
樅沢岳 鏡平山荘
 南双六岳・双六岳の山容  鷲羽岳と双六小屋
富山大学・北アルプス双六小屋診療所   双六小屋と樅沢岳
双六小屋でお昼にカレーライスや中華丼を食べて長い道のりに備えます。双六小屋から巻道の双六峠を経て想像以上に長い距離をヘトヘトになりながら歩きました。目の前に鷲羽岳が凛としてそそり立っています。「着いた感じがする~!」 
 三俣山荘への分岐 
 モミ沢にかかる虹
 硫黄岳、硫黄尾根と赤岳 後方は槍ヶ岳から北鎌尾根
 左から水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳
三俣峠にやってきました
眼下に三俣山荘の小屋が見えているのですが大きく迂回をしてハイマツの中を抜け、さらに雪渓を下り、やっとテン場に到着です。テントを張る係、受付をする係と手際よく準備をし食事もまた宿泊者優先とのことでアルファ米とメザシと味噌汁で夕食を済ませることにしました。ネットでは宿泊者と同じ食事の注文が出来ると書いてありましたが繁忙期のために断っている様子でした。小屋は満杯状態、テン場もほぼ満杯状態でした。水晶小屋に泊まったと言う人の話では「定員30人のところに60人だぜ」と話しておられました。
文:美智子姫