2015
今年は去年より1時間早く…ゴールしたよ!  姫は応援に行っただけ
11月8日、約2000人の参加者が須磨浦公園を一斉にスタートをして56.4qもの長い距離に加えて、過酷なアップダウンを続け、宝塚湯元台ににゴールをする大会が今年も行われました。
岳友である宇都宮チームが3度目の挑戦をすると言うので我が家を滞在場所として参加をされるので私達も応援隊としてサポートすることにしました。
六甲山全縦走大会とは神戸の背後に連なる緑のびょうぶ、六甲全山。西は須磨から東は宝塚まで、尾根をたどりながら、1日のうちに、自分の力で歩き通すのが六甲全山縦走です。神戸市の開催で全国の方々に楽しんでいただき、自らの責任のもと、体力と精神力を鍛え、目的を達成する喜び、そして神戸のまちと自然、人のふれあいをはかる、歩くスポーツの祭典、それが「KOBE六甲全山縦走大会」なのです。
10月の飯豊山登山の時に宇都宮ナンバーのスペアーキーを預かり、須磨浦公園に駐車して彼らが出発をした後に車を回収に行くのです。
そして夕方ゴール地点となる宝塚まで迎えにいくことにしています。去年は私の車で宝塚から須磨浦公園に車を回収に行きましたが駐車代金が目の玉が飛び出るほど高く、しかも移動の時間がかかり過ぎのため今年は知恵を絞り工夫をしました。
淀川駅から電車に乗り午前7時、須磨浦公園駅に到着しました。受付時間は既に終了しており参加者はひとりももいませんでした。多くの参加者を見送ったであろうテントがポツンと取り残されて雨に濡れていました。須磨の海もかすみがかかっていて雨の止む期待は薄く感じました。同じ電車だった若者3人がいまから出発する様子です。
「スタート地点」と書いた横断幕の下でVサインをしながら記念写真を撮っていました。「今から参加するのですか?」と聞くと「エントリーはしていませんが同じコースを歩きます」との事でした。
5時過ぎ 須磨浦公園を出発
08時21分。
「高取山通過。まったく朝からカッパが大活躍だよ〜」下がり調子でメールが入る。
自宅に帰り車を置き、夕食の買い物を済ませました。祝杯用のビールもワインも買い準備万端です。正午過ぎには「此花芸能まつり」のために此花区民ホールへでかけました。此花区で三味線・詩吟・尺八・民謡・舞踊などの芸事に勤しんでいる人達の発表会です。みなさんそれぞれ一生懸命で練習されているのがよくわかりました。
私は「無芸」の名取ですが出演者の皆さんが芸事に熱中している様子で、打ち込める趣味があると言うことが少しだけですが羨ましく感じました。
14時19分
「摩耶山の山頂、掬星台で休憩してまーす。5時にはゴールできそうもありません。8時頃をめどにお迎えお願いします」
とメールが入りました。午後5時に宝塚に迎えに行く予定でしたので、どこで待っても気になるのは一緒だとゴール地点の宝塚に迎えにでかけました。
17時42分。
「一軒茶屋到着」
とメールあり。あと3時間半くらいかなあ。
ゴールの受付テント付近は完歩した人たちでごった返したり、静かになったり。集団でゴールすると、しばらくは人影が消えてしまいます。またしばらくすると集団がゴールしてくると言う不思議な現象を繰り返していました。
既にあたりは暗闇となり足元の暗い中を前を歩くヘッドライトの灯りを追い求めてひとつの集団ができるのでしょうか。

時間を見ると午後8時を過ぎています。午後10時40分が締め切り時間でタイムオーバーの直前を「赤鬼さん」が肩を叩きながら追い抜かれるとアウトらしいです。

「赤鬼さんはどんな格好をしているのだろう?」と、見てみたいのですがそんなに遅くゴールはしないだろうと予想を立てています。 
毎年参加をしていると言う人が「今年は史上最悪のコンディションでした」と悪路を嘆いていました。帰って来る人の靴もスパッツもズボンも泥だらけです。中には尻餅をついた人もいて登山道が史上最悪の様子であることが垣間見ることができました。2000人もの人が狭くて細い登山道を踏みしめながら歩くのですから後の人になるほど泥だらけになるのは当たり前なんですね。
21時12分。
 「いま塩尾寺通過しました。あと40分くらいかなあ。」とメール有り。すぐそこまで帰ってきているのがわかりました。
「よぉし、あと1時間もかからないぞ!ガンバレ」
出迎えのために用意した「六甲全縦走」と書いたTシャツを横断幕の様に広げて待つことにしました。参加者のひとりが「そのTシャツどこで売っていますか?」と聞いてこられました。2枚だけの手作りであることを伝えましたがとても欲しそうな顔をしていました。

21時39分。
ふたりの姿が見えました。去年は最後の階段を一段づつしか登れず、倒れ込むようにゴールしましたが今回はしっかりとした足取りで、まるでスキップを踏むがごとく軽やかなゴールでした。各場所で渋滞が起こりなかなか思うように歩けなかったそうです。去年よりタイムも縮まっています。「おめでとう!よく頑張ったね!」
会場付近は人、人、人でごった返しています。泥だらけの雨具も輝いて見えるから不思議です。阪急宝塚駅近くの広場には大学生のボランティアの人たちが温かい飲み物を用意して参加者を接待をしていました。
駐車場に戻り泥だらけの雨具を脱ぎ我が家に戻ったのが午後11時を過ぎていました。
風呂に入り夕食会がスタートしたのは午後11時30分を過ぎていました。「おつかれさま!完歩おめでとう!」とつらく長かった56qの道のりの話を聞きながら夜は更けていきました。
日付も変わり疲れもピークに達したため「おひらき」としました。めまぐるしい1日でしたが充実した1日でした。
何事にも挑戦しようと言う気持ちに自分たちに出来るサポートができたことに満足をしています。
 姫ブログに、応援コメントをいただきました
無事完歩よかったですね。チャレンジすると言うことは立派なことですね。姫さん達もお疲れ様でした。おめでとうございます。ゆっくり休んでくださいとお伝えください。

私は23日に参加します。今日は雨で厳しい縦走だったと思います。以前に雨の日に参加したことがありますが宝塚に向かう山道の泥濘は厳しいかったです。

完走おめでとうございました。やったね。今回も雨。4年連続の雨の大会でしたね。
お二人は前回の経験を活かし今回は体力に余裕あるゴールですね。お疲れ様でした。(ブログに書き込みいただきました。)

●厳しい環境の中お疲れ様でした。おめでとうございます。寒くありませんでしたか?おめでとうございます。
 温かいメッセージを私の岳友からいただきました。ありがとうございました。【姫】 
 toko510の感想
今回3回目の参加
1回目のおととしは、56キロ完走を通常の登山と同じだろう位にみていて、ザックは小さくしたものの、飲料も行動食も、おまけにお弁当までも持ち歩き、ペース配分も分からないまま休憩も多めに取って進むも、赤鬼に追いつかれ、摩耶山登山口で敢無くリタイア。泣
その後の歩けないこと、歩けないこと。笑
rijuはそこから新神戸駅までほとんどカニさん歩きでした。笑

2回目の去年は、大阪の岳友がゴールで待っててくれることを励みに1回目の数多くの反省点も踏まえ、朝5時にスタート。
しかし、お昼ごろから雨が降り、寒さに震え、おまけに足の付け根が痛みだし・・通常歩行がままならず、はたから見たらかなり不恰好な歩き方。でもそんなことは気にしてられない。とにかく前へ前へ。
同行のrijuが「大丈夫か?休むか?あと○○分でチェックポイントに着かないとゴール出来なくない?」とか色々話しかけてくるけど、それを聞くのも答えるのも、「もう、うるさいー」と言う始末。それでもなんとか制限時間15分前にゴール出来た時には感動しまくりで涙、涙・・
うるさいと態度の悪い私の足を心配してくれケアしながら一緒にゴールしてくれたrijuにお礼の気持ちは言い表せないほどありました。
大阪の岳友も、こんなに遅いゴールになるとはしらずに、雨降る寒い中長時間ゴールで待機していてくれて、完走記念の手作りポスターを掲げて私たちを迎えてくれました。

そして3回目の今回。
前日昼間には、雌阿寒岳でお会いしたamaさんとYさんに完走前祝会をして頂き、まぁ昼間からよく飲みました。飲んじゃいました♪しかも二次会までやっちゃいました♪
大変お世話になりました!ご馳走さまでした!で、肝心の縦走大会。
夜中から雨で気持ちは萎えるも、5時にスタート。(二日酔いはありません!)
ストックを上手に使い、足に負担がかからないように前へ前へ。
馬の背はいつ来てもいい所です♪
とりあえず摩耶山まで頑張らなきゃ!という気持ちだけで進んでいました。
天気予報では正午が曇りだったのに、雨はずっと降ってました。
シトシトの時もあれば、カッパがバチバチゆー位の時も。
少しやむと脱いで、また降れば着ての繰り返しで、時間はここでもかかっていました。休憩もやっぱり座らないと休んだ気がしないので、そこでも時間はかかってます。
結果、全部で16時間40分かかったけど、去年より最悪のコンディション(rijuは夜中待機が雨で一睡も出来ず、大会中眠さと戦い、私は2週間前の登山で5m滑落時の膝の負傷を気にしながら。あとは雨!)にも関わらず、タイムを1時間縮めることが出来ました。
ゴールでは、大阪の岳友が待っていてくれ(今回はポッチーも!♪)
オリジナルTシャツを作成して迎えてくれました!感激です!!
感動で泣きはしなかったけど、達成感でいっぱいのゴールになりました!
足の痛みも、去年とは全然比べものにならないくらいで、ストック使用は大成功でした。
完走の記念写真撮影後、岳友の家に招待され、夜中の祝賀会となり長い1日を終えることが出来ましたました。(すき焼きと大好きなエビスビールが待ってました♪)

もう次の参加はいいかなっていつも思うけど、やっぱり晴れた日の縦走を体験してみたいから、また来年も応募しちゃうかもしれません。笑 
 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-762035.html    ヤマレコをご覧いただけます
 http://www.hime8kin.net/2014sankokiroku/141109rokko-zenjyu.html   2014六甲全山縦走をご覧いただけます
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翌朝は「アイタタタ」をおはようコールに代えて宇都宮チームは朝を迎えました。午前9時を過ぎています。
少し筋肉痛は残るものの元気一杯の様子です。かねてより約束をしていたナンバにある「かに道楽」でお昼を食べることにしていましたので足のクールダウンも兼ねて出かけることにしました。軽く朝食を済ませて阪神近鉄線の千鳥橋駅から大阪難波駅で下車。
戎橋のたもとの「ひっかけ橋」あたりからグリコの看板を背に記念撮影。もひとつおまけに「動くカニ」の前でも。もひとつおまけに・・・と大阪名物の並ぶ場所で記念撮影をしました。

「かに道楽」は外国の観光客で超満員でした。予約しておいて良かったです。お誕生日のワインボトルと記念写真をプレゼントして貰い楽しいランチタイムとなりました。
法善寺横丁にある「水掛け不動」さんにも行き願掛けをしてきました。ふたりの願が叶ったらお礼参りにまた大阪に来てや〜!
 「くいだおれ人形」は出張中で残念ながら見ることはできませんでしたが、はしゃぐ若者2人を見て年寄り3人もなぜか浮かれて歩いてしまいました。
法善寺横丁も散策しました 
私っておのぼりさんになるの?…あったりめーだ 電車がめずらしー
たこ焼きが美味しー!
満腹のはずなのですが帰りに千鳥橋で大阪名物たこ焼きを買い、伝法町にある別の店でもたこ焼きを買い、食べ比べしながらお喋りをしていたら既に午後4時を回りました。名残惜しいのですがお別れタイムとなりました。「じゃあ、また来年の夏に百名山一緒に登ろうね」と見送りましたが見送る側は何故かいつもせつなくなるものです。
 応援隊メッセージ