2024  
やまたび倶楽部 2024 春の虎杖例会
毎年、お店のおばちゃんに呆れ顔されても季節限定ですから 
「談山神社へお参りですか?」「いいえ・・イタドリを採りにきたんです」毎年、お店のおばちゃんに呆れ顔されても季節限定ですから今年もやってきました。メンバーには「焼き餅と串コンニャクをご馳走するから」と甘い言葉でささやいて毎年お誘いしています。(電車賃は結構かかるよ)近鉄電車の桜井駅集合し、9時45分発のバスに揺られて・・・の、そのつもりでしたがアクシデントが発生しました。
大和八木駅で靖ちゃんが乗り込み朝の挨拶やら何やら話し込んでいるうちに気が付けば「次は長谷寺~」の車内アナウンスに一同ビックリ!何と2駅も乗り越してしまっているのです。「あれれ?・・バスに間に合わないぞ!」折り返しの電車に乗り直し桜井駅で下車したもののバスが待ってくれているはずもありません。客待ちタクシーに談山神社までいくらかかるかと聞くと「3,200円」との事。みんなで相談しバス代570円より少し高くなるが1時間待つより良いと判断しタクシーに乗り込みました。
 タクシー車内でひとり800円集金しましたが運転手さん曰く「3200円よりもっとかかるよ」との事、ならば3200円の所で降ろしてよ~と冗談交じりで話は盛り上がり新緑を見ながら目的地近くまでやってきました、談山神社直前で「ここで停めて!」メーターはきっちり3,200円でした(大笑)まるでテレビ番組みたいやね(大笑)
 桜井市多武峰(とうのみね)の神社。神仏分離以前は寺院であり、多武峯妙楽寺(とうのみねみょうらくじ)と言ったそうです。中大兄皇子と中臣鎌足は、多武峰に登り「大化改新」の談合を行ったことから、後にこの山を談山、談所ヶ森と呼び、現在の談山神社社号の起こりとなったと言われています。談山神社のシンボル的存在、木造十三重塔(重要文化財)は世界唯一のもの。本殿(重要文化財)をはじめ、神仏混淆時代の名残を残す朱塗りの華麗な社殿は、徳川家康が日光東照宮の手本にしたほど。紅葉の名所としても有名で、照り映える紅葉と十三重塔は美しいらしい。 しかし・・・一度も中に入ったことはありませんなぁ。(笑)
到着した談山神社の桜は散り、ハナモモも散り急いでいました。花見目的ではありませんのでガッカリ感はさほどなく「散ってるね~今年の春は早かったね~」と心は余裕でした。
まずは草餅と串コンニャクの店に行きましたが串コンニャクの販売はなく草餅だけ食べて出発です。しかし諦めきれずバス停にある茶店まで行きましたが、ここも串コンニャクは販売していませんでした。
 
 「残念・無念・また来年」
草餅を頬張った後は次へ進みます。天気も良く最高のイタドリ採り日和です。さあ頑張って見つけましょう!コゲラ君のお見送りをうけて!
高くて届かない場所は秘密兵器(高枝バサミの様な物)と火バサミをセットにして使います。危険な場所はジョンの出番です。ジョンが秘密兵器を使用し、靖ちゃんが火バサミを使ってイタドリを掴み、junkoちゃんが袋に収納、姫がその様子を撮影と役割分担も堂に入ったものです。こんなにイタドリ採りが楽しかったのかと思う程笑いました。(高知の人よりも達人)イタドリ文化は高知県人と愛媛県人の一部だけらしいですが大阪でも流行っていますよ。(私達が流行らしたのかもね)
イタドリを採りながら談山神社東大門と多武峰街道に架かる屋形橋まで下ってきました。ここで収穫したイタドリを3等分してそれぞれのリュックに入れました。(ジョンは皮剥きが苦手なので要らないそうです) 
休憩をしてはイタドリをリュックの中に仕舞い、また歩いては袋を一杯にします。何度か繰り返しているうちにリュックも満杯になってきました。滝のあたりで空腹に気が付きました。夏日を思わせるほど気温が高いのですが今にも雨粒が落ちてきそうな曇り空の下で思い思いに空腹を満たしてから午後の出発となりました。2024年のイタドリ採りはこの日が最終日となります。 
「下居バス停留所」まで歩きながらリュックからはみ出すほどに沢山採れました。秘密兵器が無ければこれほど沢山は採れなかったと思います。危ない所はシュリンゲを出して安全確保です。山で学んだ事が生かせています。山仲間は逞しい!採る時は皮剥き作業の事は頭にありませんが帰宅後の皮剥きを考えると楽しい地獄です(笑)
去年はたしかバスの待ち時間が長いからと桜井駅まで歩いた記憶がありますが今回は誰も歩こうかとは言いません。そんな元気はもう残っていないのです。ひとつ年を重ねたのも理由ですが夏日のような気温に参ってしまったのです。すると目の前をバスが談山神社方面へと走って行きました。折り返して来るのでそう長い時間待たずに済むはずです。
バス停で折り返しのバスを待ちながら380円のバス代を支払い桜井駅に帰ってきました。本日の歩行距離は12,958歩7.1kmでした。
帰宅後、ひたすら皮剥き作業です。皮を剥き終えたら塩を振り、一晩置いておきます。翌朝イタドリから出た水分を捨てて保存袋に入れて冷凍室で保存します。お友達にお裾分けしたり家族の集まりに料理をして出します。不思議なことに孫たちがモグモグと好んで食べてくれます。
「桜井市観光協会殿」
談山神社バス停のトイレが「凍結のため、雪のため」と言う看板のもとに封鎖されていますが何か問題でも起きたのですか?談山神社は桜の名所いま封鎖されていては利用者が大変困ってしまいます。封鎖の理由が他にあるならば教えて下さい。
「桜井市からの回答を戴きましたので記載します。
久田美智子 様
ご連絡ありがとうございます。
多武峰駐車場のトイレの件につきまして トイレを管理している桜井市役所まちづくり課に問い合わせたところ
簡易水洗の汲み取り機能がうまく作動しない為、改修工事中で5月下旬には工事完了するとの事でした。
この度は桜井市にお越しいただきましたのにご不便をおかけし申し訳ありませんでした。

 桜井市観光協会 高谷
(靖ちゃん)
昨日もお世話になりました。乗り過ぎた事から始まり楽しい1日を有り難うございました
朝から皮剥き終えました。次回のお誘い楽しみにしています。
(junkoちゃん)
ホンマにいつもながらお世話になりお礼申し上げます。昨日は帰りに風呂に入り六時過ぎ帰宅しました。今日昼食後から作業に入り毎年の行事も終わったな〜と何時ものことがいつもの様に出来る幸せを感じています(幸せ)
(ひ め)
去年採った所にイタドリが見当たらず、ちょっと焦りましたが別の場所で沢山採れて満足しています。来年はコースを変えようかとぼやきましたがこれほどに採れる場所は他に無くて・・多分来年もまたこの場所にやって来そうな気がします。今度は電車の乗り越しをしないように気を付けます(笑)
 (ジョン)
これは年中行事の一つですね。毎年同じようなルートを「今年は少ない」じゃの、「取られてる」じゃの----同じようなことを言いながら歩きます。
楽しい1日です.
終わりに
イタドリ採りは私にとって12歳で死別した母との数少ない思い出のひとつ。4月は「季節限定イタドリ姫」と銘打って捜し歩いています。山仲間が付き合ってくれることに感謝です。「たかがイタドリ、されどイタドリ」ではありますが私にとっては旬の時期1週間が勝負なんです。ことしも堪能出来て幸せです。来年もまた楽しめます様に!仲間たちに感謝です。
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