今日のコース「交野山」、町の名前は「かたの」山の名前は「こうのさん」で、わずか10㎞の距離で急ぎ足で登れば、お昼には出発点にもどりそうな楽々コースであるため途中の木製階段を利用してトレーニングや交野山の大きな岩を利用してのトレーニングを組み込み、いつもと違う山歩きを考えました。

朝、乗り込む電車の座席に、横たわる若者が海老江駅のホームから確認することができ、傍に行くと「ちょっと!あんた!公共の乗り物でなんちゅう格好してんの?」と姫が注意を、しかねないため同じ車両ではありますが、少し場所をずらして座りました。偶然にも同じ車両にはオリオンさんも乗り合わせていました。 
乗り降りする乗客もこの若者を遠巻きする格好で無視をしていましたが、次に気が付くと座席から落ちて通路に寝ころんでいました。大阪天満宮駅で降りた乗客が「病人がいる」と通報したのか10人近い駅員が出てきて「大丈夫ですか」、「救急車を呼びましょうか」と大騒ぎしていました。常々「見て、聞いて、感じて」と救命救急講習で言ってる通り、この若者に顔を近づけて、吐く息を確認すれば酔っぱらいか、病人かすぐわかるはずです。病人でない証拠に靴も履かずに電車に乗っていました。おかげで臨時停車のため津田駅には、かなり遅れて到着しました。やまたび倶楽部のほとんどの人が同じ電車に乗っていたのですね。
津田駅を出発し町中を歩き墓所の中を通り、第二京阪道路の工事中の高架下をくぐって、交野山への登り口にさしかかります。
今日のトップは千恵ちゃんです。地元民だからこそわかる複雑な道でした。下見の時にお知らせしましたが10分ほど藪漕ぎをして、あとは杉の木立の中を快適に歩いていきます。1時間も歩かないうちに、尾根筋に上がります。そこにはりっぱな木製のテラスが設えてあり最高の見晴台です。ここで長めの休憩をしました。そこから歩くこと5分で国見山(286.5㍍)です。ここは見晴らしもよく、いにしえの戦の要衝であったことが伺えます。さすが国見山。
ここで「サワレンジャー(沢練者)隊」に入部予定のやっちゃんとベガさんが「地下足袋」体験のため登山靴を脱ぎ地下足袋で歩くことになりました。二人とも結構お気に入りの様子で「軽いわ~歩きやすいわ~」といいながら歩いています。この調子なら沢登りも楽しんでもらえそうです。(重たい思いをして地下足袋、持参したかいがありました)
 
 見晴台で記念の一枚…カシャッ…今のカメラ音せえへん
白旗池の手前にトンネルがあり下見の時に「山の中のシンフォニーホール」と決めていましたので、お昼の歌とは別に歌詞を用意してみんなで歌ってもらいました。ひばりちゃんの、「あの丘越えて」で「♪ヤッホー♪ヤッホー♪」がとても美しく、トンネル効果も抜群で、いつもより素晴らしい歌声でした。(う~ん満足、満足)
白旗池では野鳥観察や資料館も見学し交野山に向かいます。途中にささゆりの群生地がありましたが下見の時は堅いつぼみで、本番では残念な事に待っていてはくれず散り急いでいました。頂上の手前にさしかかると長い長い階段があり、ここで全員でローリングステップの練習をしました。上り坂にとても有効で、最初はロボットの様にきごちないけれども自然と慣れてきます。ガンバレ!
やがて交野山(344㍍)に到着です。大きな石に登ると六甲山、五月山、箕面、竜王山、ポンポン山が見えます。昼食は山頂付近のベンチに腰を下ろしました。荷物を置いて、すぐ下にある三宝荒神様にお参りしたり、全員でロープを使いながら岩からのくだり方なども練習しました。
お昼の歌は「ああそれなのに」と「線路は続くよどこまでも」でしたが「今日のこの歌の基準は何なの?」の質問に答えが見つかりませんでした。これでも結構、選曲には苦労しているんだけどなぁ。
JONの声
まあ歌やったら何でもええやんか。コーラスやさかい。
♪森永コーラスたんと飲ーんで旅に行こうぜ5万円♪
かれこれ40年前のコマーシャルソング。
でも交野山に線路は無いわなあ。アドバルンも無いわなあ。
午後からは、下るだけで「バテポチ」も今日は元気で、ホイホイ歩いている様子です。下り終わったところに源氏の滝があり今日は滝修行をしている信者さんはいませんでしたがマイナスイオンをいっぱい吸い込んで、元気をもらってゴールである「津田駅」まで戻ってきました。途中に「夜泣き石」がありましたが、この物語については、少し長いお話となりますので、甲斐駒岳行きのバスの中でお話することにします。乞うご期待ということでね。
JONが言うのよね 『夜中に石が泣いたら、うるそうて寝られへん…』 

楽々コースのため、早い時間に帰りの電車に乗ることができました。津田駅から乗り、星田駅で降りた、しのぶちゃんに手を振り、電車が出た途端「あっ」と大きな驚きの声を出したお二人さん!降りるのを忘れましたね。だってお話が弾んでいましたものね。無理ないよ~でも「姫さん~!言ってよね~!」って言われても、どこの駅で降りるか知らないんだも~ん。朝もそんな事があったなんて知らなかったなぁ(ヘヘヘ)。
『あなたがた二人ともようやるのう』…JON
文:美智子姫  写真協力:オリオンさん0
 

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