2020..2.20-21
カニカニツアー…鳥取砂丘~ハワイ温泉~出雲大社
 我が師匠のジョンは、鳥取県で生まれ、砂丘で育ち、わんぱく時代は大人達から「だらず~!」「このーくそダラズがあー」と言われながら幼少期を過ごした懐かしい故郷でもある鳥取へカニカニツアーに出かけることにしました。今回はジョンとポッチーと姫の3人旅です。「羽合温泉・皆生温泉行」の、乗り合いバスに半分ほどの乗客を乗せ鳥取砂丘で昼食を含む長い休憩を取り羽合温泉に向かいました。雪景色を想像していたのですが道路脇にすこし雪が残っている程度で風も無くポカポカ陽気でした。
鳥取砂丘は何度も訪れているですがラクダにだけは乗ったことがありませんでした。出発前から「絶対にラクダに乗る!」と宣言していましたのでまずはラクダ乗り場に行きました。砂丘が小さくなった気がします。半分ほど雪が残っているのでそのように感じたのかも知れません。もっとこんもりとしていた気がするのですが。

ラクダ横に立って写真を撮れば300円、ラクダに乗って写真を撮れば600円(歩きません)、乗って歩けば3分間で1500円、写真はいくら撮ってもらってもいいですよ。と書いてあります。1500円支払ってリサちゃんと言うメスのラクダ(8歳)に乗せてもらいました。「昔ジュンちゃんと言うラクダがいたと思うのですが?」と尋ねてみましたら「ジュンは死にました。ラクダの命は20年ほどだからね」 そう言えば・・・あれから20年は経過しています。
 ラクダと記念写真を撮らせて貰って、鳥取名物のらっきょうを買いました。名物に美味しい物は無いと言いますが味見をしましたので大丈夫でしょう。
鳥取砂丘 
砂丘を後にして今回の宿の東郷池のほとりにある「千年亭」に到着しました。とても立派な宿で昔はきっと大勢のお客で大入り満員であったであろうと想像できました。私達は3人だけだと言うのに大きな部屋が2つ並んでいる部屋に案内して貰いました。(広すぎるわっ!)。湯快リゾートの様に既にお布団が敷かれている部屋と違い久々に高級感を味わいました。お料理もバイキングではなくて会席料理とのことで楽しみのひとつです。

まずは温泉へ。湖面と露天風呂がくっついている感じで景色は抜群でした。早朝にしじみ取りの漁師さんが小舟でやって来るのでご注意をと・・・笑
 鳥取県にある羽合温泉、昔はきっと大賑わいしていたであろう面影は残しているものの、町全体が錆びれている様に感じました。「大人のオモチャ」「ストリップ劇場」などの看板が慰安旅行客の目を楽しませていたに違いありません。いまではネオンも消えていました。

ホテルのすぐそばにある東郷池(とうごういけ)は、周囲12kmほどの汽水湖です。東郷湖ともいうらしいです。 長さ2kmほどの橋津川を通じて日本海につながっており、シジミが獲れるそうです。池の中央付近の湖底からは温泉が湧くという全国でも珍しい池です。
千年亭 
午後6時、お待ちかねのカニ会席を頂く時間となりました。大きなカニがまるごとお皿に乗っかっています。少ない様に感じますが、どうして、どうして、食べ応えがありました。刺身、焼きガニ、茶わん蒸し、天婦羅と次から次に運ばれてきて最後はカニ雑炊、しかも御替わり自由。もう食べられませんと言うタイミングでデザートが出て終了となりました。 
カニカニづくし 
売店で洋服を見ていたら、おばさんが話しかけてきて鳥取弁だから面白くて相手をしていたら何と非番の従業員の叔母さんでした。町の人とのかかわりも楽しいものです。
東郷湖の刺し網漁 
 コハクチョウ   コハクチョウ  クビワキンクロ
 キンクロハジロ   キンクロハジロ  オオバン
 ヒヨドリガモ  ヒヨドリガモ  ヨシガモ
 ウミネコ  カルガモ  キジバト
ホテルの部屋から撮ったカモ
翌日は午前9時に出発です。皆生温泉に立ち寄り乗客を乗せ縁結びの神様出雲大社に向かいました。 
 出雲大社への道すがら車窓から見た伯耆富士  蒜山側から見た伯耆富士
 八雲立つ出雲の国が神の国・神話の国として知られているのは、神々をおまつりする古い神社が、今日も至る処に鎮座しているからです。そして、その中心が大国主大神様をおまつりする出雲大社です。大国主大神様は、広く「だいこくさま」として慕われ、日本全国多くの地域でおまつりされています。大神さまがそれぞれの地域でお示しになられた様々な御神徳は数多くの御神名によって称えられております。「出雲大社の正式呼称は(いづもおおやしろ)。

神在月(10月)は、出雲大社に全国の神様が集まって来年の縁結びについて会議を行います。そのためこの時期の出雲大社に参拝すると、縁結びの願いが叶いやすいといわれています。
出雲大社     幸魂 奇魂 
野見の宿禰神社で逸ノ城の優勝祈願…「私の逸ちゃん」と言うほどの逸ノ城の大フアンです   水を渡る象
 出雲大社の中にお相撲の神様が鎮座しておられました。野見宿禰(のみのすくね)神社です。相撲はもともと、神様同士の力比べだったそうです。
「私の逸ノ城がこれ以上負けません様に!」とお賽銭を投じて念じてまいりました。
どの店先にも出雲そばのノボリが立っていましたのでお昼に出雲そばを頂きました。

出雲大社を午後2時に出発し大阪に向けて帰るだけとなりました。自家用車で来ていれば丁度疲れがピークになる時間です。窓の外には雪の帽子をかぶった大山が綺麗に見えています。右に見えたり、左に見えたり追っかけてきます。蒜山サービスエリアから美しい大山を見ることができました。

出発の際に千年亭で鯖寿司1本(お部屋ごとに1本)お土産に頂きました。加西サービスエリアに到着する前に夕食として3人で食べましたが、これがまた美味しかったこと!今回の旅で色々食べましたがカニの次に焼き鯖寿司が一番美味しかったです。
 ● ひめの感想 
 何と申しましてもラクダに乗れたことが嬉しかったです。団体で来た時はスタッフがラクダに乗るわけにもいかず、嫁と孫たちと来た時は私は写真係だし、今回はやっと念願のラクダに乗れました。もっと快適なのかと思いましたが・・乗ってみないとわからないものですね。歩くでなし、登るでなし、露天風呂に浸かっての久々のプライベート旅でした。たまにはのんびりしていいものです。その地でしか体験できないことは、ためらわずに体験しておくべきだと思いました。
● ポッチーさんの感想
ジョンさんにカニを剥いて貰って助かりました。おかげさまで美味しくいただけました。バスの中から見た大山は元気な時に山頂まで登ったことがあり「元気な時もあったなぁ」と思いました。またお誘い下さい。ありがとうございました。
● JONの感想
雪の砂丘を見られると思っていたのにニュースから2日 ほとんど溶けていて残念でした。鳥取市内から羽合温泉まで国道9号は海岸沿いを走っているため景色を楽しみにしていたのですが高速道路・山陰道ができていたためほとんど切り通した山の中を走る感じで日本海を楽しむことは出来ませんでした。夕食はちょっとと言うよりはかなり食べ過ぎましたね。出雲大社は初めて参詣するのですが周囲からは来たことがあるって言われてアルツくん全開でした。何があっても旅は良いですね。