地形図の基本と読み方 175
JON登山楽講
クロス・ベアリング法
@Aの目標である西お多吹山の電波塔に方向線をあわせ、そのままでノースマークのグリッド線を磁北線に合せて地図上に置き線を引く。この直線上のどこかにいます。
ABの目標である六甲最高峰のアンテナに合わせ、そのままでノースマークのグリッド線を磁北線に合せて地図上に置き線を引き交差したところが現在いる位置である。
念のため、あなたがじっさいに立っている場所の地形と一致しているかどうか,確かめてください。
クロス・ベアリング法は、非常に高度で専門的な技術ですが、操作自体はとても簡単なので,初心者でも実行できます。
クロスベアリング法を用いるためには,地図上で特定できる2 つ以上の特徴物が,現在立っている場所から見えていることが必要です。
特徴物としては、例えば、山頂や鉄塔、石碑などが考えられます。
方位磁針は、つねに磁北を向いているかどうか、トラベルラインを特徴物A・B に向けたまま、慎重に操作を行って下さい。
コンパスのグリッド線と地図の磁北線が平行になるように置いて下さい。(もう,方位磁針がどちらを向いていても構いません)
   
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