日本三大山城巡り 其の3
備中・松山城・・・小松山の山頂 海抜430m」
日本三大山城めぐりのうち残すは岡山の松山城だけとなりました。12月1日の青春18切符の売り出しを待って出掛けることにしました。大和・高取城跡・恵那・岩村城跡を制覇し、備中松山城だけが残っていました。備中松山城は唯一天守が残る城なのです。
大阪駅午前6時51分出発し、姫路、岡山と乗り換えし到着するのは昼前になってしまいました。止む得ません・・・だって青春18切符なんですから(笑)特急に乗れば8000円かかかるところを2300円で済ますには時間を犠牲にするしかありません。「私達時間はたっぷりありますから~!」
備中高橋駅に到着後はタクシーを利用することにしました。
『紅葉はもう終わりかけていましたが備中松山城(岡山県高梁市)は、標高430mにあり、天守が現存する唯一の山城として有名です。備中松山城の最大の魅力は、中世の城と近世の城の姿が共存することです。中城のある標高約480メートルの臥牛山は、大松山、天神の丸、小松山、前山の四つの峰からなります。鎌倉時代に大松山に築かれた砦が備中松山城のはじまりで、戦国時代には全山が一大要塞化され、関ヶ原合戦後に小松山だけが改造されて、石垣や天守のある現在の姿になりました。中世の城から近世の城へとリフォームされた、新旧ブレンドの城なのです』 
わずかな時間で天守の見える場所に到着しました。歴史的な臭いがプンプしています。「腹が減っては戦ができぬ」とばかりに登城前に昼食をとることにしました。広い広場には古い木製のテーブルと椅子がありました。陽だまりも無いかわりに風も無くゆったりとして時間を費やすことができました。
入城料500円を支払って中に入ると何と城主の猫「さんじゅーろー」がお出迎えしてくれました。結構有名人ならぬ有名猫の様です。名前の由来は備中松山藩出身で新選組に入隊し、七番隊隊長を務めた谷三十郎から取ったそうです。おとなしくサービス精神旺盛な「さんじゅーろー」は、なでられたり撮影モデルになったりと、可愛いおもてなし姿に癒される人が続出し、観光PRに一役かっています。(ちょっとブッチャー・・・笑)
天守は木造本瓦葺二層二階建ての建物で珍しい長方形の囲炉裏と装束などが展示されていました。城をぐるりと一周し下山しようとした時、登山スタイルの青年と出会いました。「こんにちはっ!」さわやかな挨拶を交わしてくれました。聞くところによると日本三大山城巡りをしていて本日が最終だとの事「私達と同じね」と言うと「朝来たのですが霧が濃くて帰ったのですがあきらめきれず再び登ってきました。晴れてよかったです」
下山は駅まで歩いて帰ることにしました。
鉄砲の穴から覗いてみました。不思議な景色がお目見え~。なかなか良いアングルだとか・・・(嬉しいね)
 NHK大河ドラマのタイトルバックに使われた自然の岸壁と石積みです
下山途中に播州赤穂藩家老大石良雄腰掛岩をみつけました。
『元禄6年10月、藩主水谷勝美歿して家嗣がなく御家断絶領地を召上げられたので播州赤穂藩主浅野内匠頭長矩に城請取りを仰付けられました。翌元禄7年2月21日先発隊として大石内蔵助良雄が松山城に到着した城請渡しについては水谷家家老鶴見内蔵助と会見して平穏裡に折衝を了へ 元禄8年8月6日(1695年)まで1年7ヶ月この城に在藩したその間大石良雄は城地を調査に登城の際此の岩に腰を掛けて休息したと伝えられている』
登城口まで下りてきました
歴史の町を肌で感じながら備中高梁駅に到着しました。さほどの待ち時間なしで岡山までの電車に乗り岡山駅で駅弁を買って乗り込みました。弁当を広げているのは私達だけですがこれが4人連れの強い所、誰に遠慮するでなく美味しくいただきました。そう言えば岡山出身の亡き姑が岡山からの土産に「祭り寿司」を土産に買ってきてくれたことを思い出しました。中身を美味しくいただいた後は桃の形をした容器を持ち帰り花見どきに使おうっと・・・(姫は箱や包装紙が大好きー)ぽん・ぽん・ぽん・ぽん物語 
 ひめの感想
「ポン・ポン・ポン・ポンと青春18切符」を合言葉に時間こそかかりましたが楽しい旅でした。長時間の乗車なので、とても単独で行けるシロモノではありません。4人だからこそ耐えられる「青春18切符」で楽しみました。文明の利器の新幹線を尻目に在来線の列車でトコトコと。座ることができれば周りのお客様の迷惑ならないような小声で話しに花が咲きますので何の苦もありません。今年最後のウオークになるであろう三大山城・松山城は430mと言う高さのため、ハイキングモードで歩けました。しかし下りは落ち葉の下の石ころに足を取られ注意を促しての下山となりました。どんな時も気を抜かずが原則です。来年の山行計画は未定ですが山も行きつつ、山麓歩き半分、時にはクライミングも楽しみながら行けると良いなぁと思っています。自分の足で歩けて、食べたい物が食べれて、趣味を共有できる仲間がいればこんな幸せなことはありません。
 junkoちゃんの感想
高取、岩村、備中松山城、山城を巡り最後に明治維新の激動を耐え抜い備中松山城に行き、幸先よし、同じ目的を持った若者に会いエネルギーをもらい、最後にぽんぽんぽんぽんで手打ち令和元年今年もお世話になりました
 靖ちゃんの感想
青春18切符を使い2度目の備中松山城ヘ、大阪から備中高梁駅迄時間はたっぷり、でも仲間と一緒なので楽しい行程です。
この日は山間に濃い霧が立ち込み車中からの景色も幻想的です。
日本三代山城の一つ備中松山城は現存する山城の天守としては随一の高さとの説明が(標高430m) 猫城主との出合いも有り、楽しい一日をありがとうございました。
 JONの感想
日本三大山城めぐり完了しました。大和高取城に行ったとき日本三大山城の存在を知りました。何故か他の二城も訪れてみたくなり恵那、備中と足を進めました。姫路城名松本城のように有名ではありませんが、それぞれに趣のある城郭でした。色々と面白い話もあり楽しい一日でした。高梁と言う山深い町にも外国人の居住や観光地巡りの姿を目のあたりにして日本の歴史が諸外国に伝わるといいなあと感じた次第です。
来年の目標は北海道の知床にオジロワシの撮影に行きたい、また北アルプスの立山で冬毛のライチョウを追ってみたいと思っています。しかしこれはソロの活動かなあ。
 お留守番ポッチーの感想
少し寒そうでしたが、とても楽しそうですね。山城の写真なかなかいいですね。猫も城をPRしているのですね。ちょっと太り気味のネコ可愛いですね。私もリハビリに精を出していますので春ぐらいには簡単なコースで途中までなら参加できるよう頑張ります。
 
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