熊野古道・伊勢路 7 古里温泉~三浦峠~始神峠~船津駅 2018.11.17
 
熊野古道・伊勢路 第3回目 JR紀勢本線・大内山駅~JR紀勢本線・船津駅
●11月17日(土) 第3日目(晴) 旅館:紀伊の松島発 ~ 三浦峠 ~ 始神峠 ~ JR船津駅 15km
宿出発07:50⇒遊歩道展望台08:21⇒三浦峠入口08:52⇒三浦峠0916⇒みのせ駅前10:13⇒始神峠入口10⇒50⇒大曲の又谷手洗い場12:27⇒宮谷行け12:50⇒船津駅14:20  船津駅発14:52列車で紀伊長島、松坂、中川、青山など乗り継ぎながら上本町駅20:07分到着 
 古里・四季活魚の宿・紀伊の松島の女将さん、二代目さん、二代目の奥様に大変お世話をおかけしました。心より御礼申し上げます  
古里・四季活魚の宿・紀伊の松島に別れを告げて古里トンネル手前で坂道をあがり遊歩道を歩きました。熊野灘の眺めは最高です。雨予報が外れて晴天です。展望台で眺めを堪能しました。歩き続けて遊歩道が行き止まりになったら山道を下ります。赤い橋を渡り堤防に出たら海岸線を歩きます。絶景です。やがて山裾が近づき林道の上り坂が見えたら、いよいよ三浦峠(熊谷道)です。三浦峠では切通しの名残りを感じさせてくれました。
佐甫道の案内板 佐甫歩道トンネル 208m
佐甫道 上:古里を後に    下:イソヒヨドリ
 比幾海岸 赤野島
 若宮神社  熊野古道伊勢路図絵18頁の右上に紹介されている赤い橋です
佐甫道から若宮神社を通り、道瀬の海岸を歩いていよいよ三浦峠に入ります
野面乱層積とは・・谷に面して数ヶ所にある石垣は、いにしえから長い風雪に耐え道を護ってきた、いわば道路保護の遺跡といえます。『野面積みとは自然石をそのまま積み上げる方法。加工せずに積み上げただけなので石の形に統一性がなく石同士がかみ合っていない。そのため隙間や出っ張りができ、敵に登られやすいという欠点があったが排水性に優れており頑丈である。技術的に初期の石積法で、鎌倉時代末期に現れ、本格的に用いられたのは16世紀の戦国時代のことである。野面積みの一種として穴太積み(あのうづみ)があげられるが、穴太積みは穴太衆が手掛けた石垣であって、特に野面積みの一種をいうものではない。穴太衆の技術の高さを誇示する為に江戸後期以降用いられた呼称である。大きさの違う自然石の平石、加工した平石をさまざまな方向に組み合わせ、積み上げる方法で、乱層積み(らんそうづみ)ともいう。安土桃山時代以降に用いられた。』
三浦峠の切り通し 三浦峠18/18地点
三浦峠を下って熊ケ谷橋を渡ります。この橋には2000万円をかけた総ヒノキ造りの立派な橋が架かっていました。
あちこちでホテルの廃屋を見かけました。全盛期は賑やかだったことが伺えます。
これより始神峠です▼
 大曲の又谷手洗い場を過ぎて宮谷池に差し掛かった時、初めて3人連れのハイカーらしき人達と出合いました。私達とは逆のコースを行くらしいです。
宮谷池
意外と早くゴールはしたものの電車は17時まで来ないため、取り敢えず着替えを済ませて紀伊長島駅まで移動することにしました。紀伊長島駅ではホームにリュックを置いたまま駅から出て、寿司屋のノレンをくぐり、焼きサンマ寿司を注文しました。電車の中での夕食用です。スーパーへビールを買いに行く途中、見た事のある芸能人「山形弁のダニエル・カール」さんに出会いました。最近はテレビで見なくなりましたが確かにダニエル・カールさんです。声をかけると認識してもらっていたことが嬉しかったみたいです(私の勝手な感想で~す。)一緒に写真を撮ってもらい握手までして貰いました。
紀伊長島駅のベンチにザックを置いて町見物と食料買い出しへ 焼きさんま寿司 長島の路面標識
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レポートと合わせてご覧ください
 
 
  感   想
 ●ひ め
天候が良すぎで汗だくでしたが贅沢をいったらバチが当たります。最終日は雨予報でしたが予報が外れて良かったです。帰りは何回も何回も乗り換えばかりで大変でしたが少しでも早く帰りたいと思うみんなの気持ちの表れなのか、乗り換えの多さに文句を言う人はいませんでした(笑)
今回も怪我も無く不平不満も聞くことなく(あれば吐き出してよ~!)無事終わったことにとても喜びを感じています。
16時20分発の電車で紀伊長島、、多紀、松坂、伊勢中川、青山、終点の上本町と5回も乗り換え、乗り換えやっと大阪に戻りました。
次回は12月9日~11日、最終回は1月21日~23日
 ●Jyunko
一回目5月26日伊勢神宮から始まりJR田丸までGRコードスキャナーで「伊勢路スマホdeスタンプラリー」に大騒ぎをしたが最近はヤット何となく慣れスムーズに撮れるようなった。2回目10月3日から5日のJR田丸から伊勢柏崎までは3日の内2日間雨、姫さんと私はこの地方名産「ヒル」をご馳走になり思い出を作った。今回11月15日から17日JR伊勢柏崎から一駅とばしの大内山から船津まで歩いた。この間、姫さん、ジョンさんの交渉により二日間の宿「四季活魚の宿・紀伊の松島」のご家族に送り迎えをしていただき大変お世話なった。勿論、料理は満、満、満足でした。伊勢と紀伊の境になるところを歩いたのだが、山道に野面乱層積みの石垣や切通、石畳が至る所にあり生活に密着した路であったようだ。海近くを歩いているので峠からの眺望は素晴らしい!!この辺には人道用のトンネルがいくつかあり、キット一番長いと思われる「長島歩道トンネル573m」白い壁に何故か緑色の線が彩を添えていた。昔の人々にとって熊野三山を目指す苦難の路であったのだが、私は今までより段々と信仰心(?)が薄れハイキング気分で歩いているような気がし12月に歩くときはモット気持ちを入れ歩きたいと思います。
 ●JON
 文:美智子00